2016年11月30日水曜日

入院時にラジオがよい理由の解説

以下のtweetでは説明しきれなかった部分を補足します。

注意書き

この記事では、「入院時にはラジオが使いやすくコストパフォーマンスが良い」という主張をします。「ラジオはほかのメディアより面白い」という主張はしません。何が面白いかは人によって違いが大きすぎるからです。ただし、「ラジオはテレビと同程度には面白いと予想できる客観的な理由」は示します。

tweetの解説

コストが安い

ラジオは安いものでは1000円程度で購入できます。機種にもよりますが、電池の持ちは他の機器とくらべかなり良いです。充電式の電池を使ってもよいでしょう。イヤホンは必須ですが、携帯ラジオならば付属しているかもしれません。ラジオは高音質があまり望めないので、安いイヤホンで十分です。AMしか入らないラジオは不適です。病院はほぼ間違いなく鉄筋コンクリートでできています。そのため、病室ではAMの電波は受信しづらいと考えられます。FMならば、建物内でも受信しやすいです。また、近頃はワイドFMと言って、AM放送と同じ内容をFMでも放送するということをやっている局もあります。

消灯時間でもつかえる

入院時には夜中に目が覚めることが多くなります。理由は「痛み」「治療・投薬」「昼寝しすぎた」などいろいろあります。自宅ならば、眠れないときテレビを見たり本を読んだりできますが、病院には消灯という制度があるため、自由に照明をつけることはできず、目を使う暇つぶしは使えません。それに対し、耳で楽しむことができるラジオはどのような場合でも使うことができます。

どのような体勢でも使える

入院するほど体が悪いときは、起き上がっているだけでもつらいです。そもそも起き上がることを禁止される場合もあります。また、点滴や医療機器につながれているときは、手が動かしづらいとか、寝返りができないとか行動が制限されます。このようなときにテレビを見たり本を読んだりするのはとても難しいことがあります。ラジオはどのような態勢でも聴取できます。

局ごとの番組の違いが顕著である

テレビはどの局でもワイドショーで同じ話題(今だと豊洲問題とか)ばかりやっていることがあります。ラジオはそのようなことは少ないように思います。例外はプロ野球の中継です。AM局は夜は野球中継になることがとても多いです。ちなみに私が入院していた茨城県水戸市の病院では、すくなくとも8局受信できました。これは地上波のテレビで受信できる局数(7局)を上回ります。

他の暇つぶしツールとの比較

全般:電源の確保

病院によって異なると思いますが、コンセントの電源は使えないと考えられます。したがって、乾電池や携帯用バッテリーで電源を確保できない場合は使用時間が制限されます。

テレビ

消灯時間には使えません。テレビが見えるように起き上がるのは難しいかもしれません。お金を払ってみるシステムの場合、お金がかかります。例えば1分=1円ならば、8時間(1日当たりの労働時間の基準)みると480円かかります。

本・雑誌・新聞

消灯時間には使えません。体調が悪い時に文字を読むのはつらいです。本・雑誌は思ったより重いので持ち上げるのがつらいかもしれません。本はいっぱいあると置き場所に困るかもしれません。

携帯型デジタル音楽プレイヤー

ipodとかウォークマンとかのことです。新しい情報(ニュース、新曲)を手にいれるのが難しいかと思います。

パソコン・携帯電話

病室では、この手の機器は使用禁止なことが多いです。消灯時間には使えません。パソコンならばインターネットにつなぐ手段を準備する必要があります。

よくある質問

ラジオって面白いの?

最初に書きましたが、何が面白いかは人によって違いが大きいのでなんともいえません。ただ、首都圏ならば、テレビでレギュラーを持っている人がラジオをやっていることが結構あります。TBSが一番顕著です。したがって、おおむねテレビと同じ程度には面白いのではないかと思います。

ラジオのだめな点は?

  1. 日曜深夜にはほぼ放送を休止してしまいます。
  2. 耳が不自由な方、イヤホンが使えない方には使えません。

おまけ

療養中の人がいることを明確に意識しているのは、私が把握している限り、大沢悠里のゆうゆうワイド 土曜日版ジェーン・スー 生活は踊るです。他にもあるかもしれません。教えてくれれば追記します。